カルチャースクールで、語学や実用中心だった受講者像が変わりつつあります。メゾンカルチャーネットワークによると、鉄道やプラモデルなど専門性の高い「マニアックな学び」に50〜60代男性の参加が目立ち、イベントはキャンセル待ちになる例も出ています。同社旅行部門が企画する「大井川鐵道の夜間貸し切りイベント」では、観光よりも知識やこだわりを満たす体験を目的とした参加が多いといいます。プラモデル分野でも、製作や塗装を学ぶ講座に同世代の男性が相次いで参加しており、集客の鍵は「本気で教えられる指導者」の存在だと説明します。口コミやネットで講師の評価が可視化され、「この人から学びたい」という動機が広がったことが背景にあるとみられます。同社は一過性のブームではなく、50〜60代男性×専門趣味という市場が顕在化し、カルチャースクール側も「誰に向けた学びの場か」という前提を更新する動きにつながるとしています。今後は講座の専門性や講師の質が、受講者層の拡大を左右する指標になりそうです。

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